藤田真央

2017年、弱冠18歳で第27回クララ・ハスキル国際ピアノ・コンクール優勝。併せて「青年批評家賞」「聴衆賞」「現代曲賞」の特別賞を受賞。
2019年チャイコフスキー国際コンクールで第2位を受賞し、審査員や聴衆から熱狂的に支持され世界の注目を集めた。
自然体で奏でられる、繊細かつヴィルトゥオーゾを持ち合わせた唯一無二の美しい音色が高く評価され、次々と世界の舞台に招かれる。ルツェルン音楽祭、ヴェルビエ音楽祭、エディンバラ国際音楽祭、ラ・ロック=ダンテロン国際ピアノ音楽祭、ツィナンダリ音楽祭など主要な音楽祭へ定期的に出演。2023年1月、カーネギー・ホールにてホール主催のソロ・リサイタルデビューを果たした。同年5月、音楽監督リッカルド・シャイー率いるミラノ・スカラ座フィルハーモニー管弦楽団とのヨーロッパツアーを成功させる。同年7月、ウィグモア・ホールにて5日間に渡るモーツァルト:ピアノ・ソナタ全曲ツィクルスを開催。さらに同月、ヴァイオリニスト、マルク・ブシュコフとのベートーヴェン:ピアノとヴァイオリンのためのソナタ全曲ツィクルスをヴェルビエ音楽祭、テルアビブ、ツィナンダリにてそれぞれ完遂させた。2023/24シーズンには、バイエルン放送交響楽団、ウィーン交響楽団、ロサンゼルス・フィルハーモニー管弦楽団、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団、フランクフルト放送交響楽団にデビュー。最近および今後共演のオーケストラは、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団、クリーヴランド管弦楽団、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団、ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団、ドイツ・ベルリン交響楽団、ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団、フランス放送フィルハーモニー管弦楽団、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団、イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団、RAI国立交響楽団、ミラノ・スカラ座フィルハーモニー管弦楽団、ハンガリー国立フィルハーモニー管弦楽団、東京都交響楽団、読売日本交響楽団。さらにはクリストフ・エッシェンバッハ、リッカルド・シャイー、アンドリス・ネルソンス、マレク・ヤノフスキ、ラハフ・シャニ、ヴァシリー・ペトレンコといった指揮者たちからの信頼も厚い。

2021年11月、ソニークラシカル・インターナショナルと専属レコーディングのマルチアルバム契約を締結し、2022年10月にはスタジオ録音による待望の<モーツァルト:ピアノ・ソナタ全曲集>をリリースした。このアルバムは、ドイツのクラシック音楽界で最も権威のある賞のひとつ、オーパス・クラシック賞2023にてYoung Artist of the Yearに選出された。同賞の受賞は近年の目覚ましい活躍と、将来を嘱望されるピアニストとしての世界各地で高まる評価を裏付けた。

現在ドイツに在住し、キリル・ゲルシュタインにピアノを学んでいる。